2017/03/14 20:03

(心の民俗学 辻説法 第十一話)彼岸の入り日
日曜日ブログ掲載休日、十二、十三展示会ホテル住い、三月十七日暦の上で「彼岸入り」前後、民俗学伝承の「在家と仏」に付いて掲載して見よう。
「彼岸」此の言葉は本来を此の世「此岸」として、死して渡る世界、浄土を「彼岸」と言いますが、浄土から見れば、煩悩多き現世の世界を過去に在した場所として「彼の岸」でも有る訳です、「彼岸」とは、日々の生活暦の中の二十四節気の一つで,春分、秋分を中日として前後三日を「彼岸」として,通常七日間を指して言います、
「春分」「秋分」は本来古来の「太陽暦」から信仰された物で、「太陽神」「祖霊神」の原始信仰から伝承された行事なのです、古くは時の「天皇」が統治する諸国の「国分寺」の僧侶に彼岸の「七日間、読経(般若心経?」を読ましめたと言う記録が有ります、
私達庶民には「彼岸」は、祖霊や故人が在する「浄土」、日が沈む西の方に在すると言う、「ニコライ」の世界から此の日太陽が真西に沈むを切っ掛けに、此の世に帰る、つまり昔在した彼(あの)岸(陸地、故郷)に一時帰ると申され、そして帰る場所は自分の家「墓」と言われます、ですから「此の日」は特に墓参り「慕参」の風習が有り、花、灯明,線香、清水を持て慕参して「感謝」「祈願」「息災」を願います、「彼岸の入り日」を地方によっては、「精霊(御霊)はしくり」、「彼岸はしくり」と言い、「彼岸明け日」を「はしくり明け日」と言います、又、「彼岸」を境にして「暑さ、寒さも彼岸まで」と言う古事が今日な尚定着しています。
明日は「心の民俗学、辻説法 第十二話」在家の仏壇の礼拝に付いて述べて見ましょう。何を言うかお楽しみ・・・・・に!。